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3月17日夜、中国最大の民間物流業者である「S.F.ホールディング(順豊控股)」が2020年通期の決算報告を発表した。報告によると、同年の売上高は前年比37.25%増の1539億8700万元(約2兆5700億円)。株主に帰属する純利益は同26.39%増の73億2600万元(約1220億円)、特別損益控除後の純利益は同45.74%増の61億3200万元(約1020億円)、1株あたりの利益は同24.24%増の1.64元(約27円)だった。
事業別に見てみると、2020年、順豊が従来展開してきた配送事業の売上高は前年比32.44%増の1105億800万元(約1兆8400億円)で増収増益。同事業は全売上高の71.76%を占める。なお、快速輸送、コールドチェーン・医薬品輸送、都市内配送および国際物流などの新規事業は、2018年~20年までの3年間の年平均成長率が64.5%で、全売上高に占める割合は28.24%に拡大した。
決算発表の翌18日午前、順豊の株価は下落。一時は5%近く下げて89.3元(約1490円)、時価総額は4072億元(約6兆8000億円)となった。19日はさらに値を下げ、85.72元(約1430円)で取引を終えた。
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