セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
5月26日、ペット用品専門ECを手掛ける「波奇寵物(Boqii)」が2021年度第4四半期(2021年1月1日~3月31日)、および通期の業績報告(未監査)を行った。財務報告書によると、2021年度、波奇寵物の売上高は10億1000万元(約173億円)に達した。純損失はNon-GAAP(非米国会計基準)ベースで1億4960億元(約25億7000万円)となり、2020年度の1億8930万元(約32億5000万円)からやや減少した。
2021年度第4四半期、波奇寵物のオンラインマーケティング・情報サービスおよびその他の事業による収入は前年同期比10倍以上に増加し、フルフィルメント(通販における受注から配送までの一連のプロセス)関連コスト考慮後の売上総利益率も9.2%に上昇。サプライチェーンのスケールメリットが日増しに顕著になっている。ユーザーについては、2021年度のアクティブ購入者数は前年比17.4%増の380万人、ARPU(ユーザー1人当たりの平均売上高)は前年比33.2%増の634.8元(約1万900円)に達しており、中国のペット業界で初めて上場企業となった波奇寵物の収益力はさらに高まっている。
中国でも海外でも、ペットECには「成長は緩やかだが、景気循環の影響を受けにくい」という特徴が見られる。
米国最大のペットEC「Chewy」は、ついに黒字転換した。3月30日にChewyが発表した2021年度第4四半期の報告書によると、同四半期の売上高は前年同期比51%増の20億4300万ドル(約2230億円)、純利益は2100万ドル(約22億9000万円)に達した。これを受け、Chewyの株価は時間外に10%以上の上昇を見せた。
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録