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中国の新興バイオ医薬品メーカー「映恩生物(Duality Biologics)」がシリーズBで9000万ドル(約98億7000万円)を調達した。リード・インベスターは米製薬大手イーライ・リリー傘下の「リリー・アジア・ベンチャーズ(礼来亜洲基金)」、コ・インベスターは中国の著名ファンド多数。シリーズAで戦略投資家として同社に出資した中国最大のバイオ医薬品会社「薬明生物技術(WuXi Biologics)」傘下ファンド「薬明生物産業基金」も追加出資しており、グローバル品質を保持できるよう生産技術面で引き続き支援し、研究開発を加速させるという。映恩生物は2020年1月に投資家の朱忠遠博士によって設立されて以来、1億2000万ドル(約131億円)以上を調達してきた。
映恩生物は中国と米国で事業を展開しており、主に腫瘍と自己免疫疾患の分野で革新的な分子標的薬の開発に取り組んでいる。製品パイプラインには二重特異性抗体(バイスペシフィック抗体)と抗体薬物複合体(ADC)10種近くがあり、これらは「ファースト・イン・クラス(画期的医薬品)」や他の既存薬に対して明確な優位性を持つ「ベスト・イン・クラス」にあたる。このうち多くが現在米国でIND(治験新薬)申請段階にある。
同社の開発メンバーは、中国および米国で5種類の革新的医薬品の承認・実用化を支援してきた実績を持つ。
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