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ロイター通信が報じたところによると、7月8日、医療ビッグデータ分野のユニコーン企業「零氪科技(LinkDoc)」が、新規株式公開(IPO)の計画を中止したという。
2014年に設立されたLinkDocは、腫瘍や稀少疾患など重大疾病分野で、ビッグデータとAIを活用したトータルソリューションを提供する、データ駆動型のヘルステック企業だ。
会社設立以来、計6回の資金調達を行っており、直近では今年3月にアリババ傘下の阿里健康(アリ・ヘルス)からの戦略的投資を受けた。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスはLinkDocの株式を11.7%保有しており、最大の機関投資家となっている。
本来であれば、LinkDocは7月9日にナスダックへ上場し、米国預託証券(ADS;1株あたり普通株式4株に相当)を、1株あたり17.5~19.5ドル(約1920~2140円)で1080万株発行する予定だった。
市場環境の変動や、当局による規制の不確実性への懸念から、同社はIPOを中止することになったと関係筋が語っている。
中国政府は先日より、「国家安全保障とデータセキュリティー」の観点から、「滴滴出行(DiDi)」、トラック配車サービスの「満幇集団(FTA)」及び人材マッチングサイト「BOSS直聘」に対し審査を実施している。
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