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【新華社北京8月1日】水素で走る燃料電池車(FCV)の発展が進んでいる。中国では中央・地方政府が普及支援の方針を明らかにしているほか、国内外のメーカーも関連戦略を打ち出している。
中国財政部、工業・情報化部、科学技術部、発展改革委員会、国家能源(エネルギー)局は昨年9月、「燃料電池車の実証応用展開に関する通知」を共同発表し、FCVのコア技術開発と産業化を支援するとした。
中国自動車大手の長城汽車も水素エネルギーの発展戦略を打ち出している。年内に世界初の水素で走るCセグメントSUV(スポーツタイプ多目的車)を発売、49トン大型水素トラック100台を生産し、25年には水素燃料電池車の世界市場シェア上位3位入りを目指すとした。
独BMWはすでに欧州で水素燃料電池車「 i Hydrogen Next」の公道走行テストを開始、22年に小規模生産を始める。新エネルギー車(NEV)アナリストの張翔氏は、BMWは欧州でいち早く水素燃料電池車の展開を進めることで、欧州連合(EU)の補助金を受けやすいなど先発優位を獲得していると指摘する。
張氏によると、水素燃料電池は将来、NEVの主要技術になる。純電気自動車(BEV)やハイブリッド車(HV)と比べ、理論的によりクリーンで環境に優しい水素燃料電池車は、世界各国の政府補助金の対象となる。各国の省エネ・排出削減の要求にも合致し、二酸化炭素の排出を削減すると同時に、カーボンクレジットの取得にもつながる。
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