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複数の情報筋によると、トヨタ自動車も出資する、中国自動運転技術を手掛けているスター企業「小馬智行(Pony.ai)」による「電気自動車製造」計画が、現在停滞しているという。上海市嘉定区で立ち上げられた10人余りからなる自動車製造チームも、整理調整に直面しているとのこと。
関係者は、一部のメンバーはすでにチームから離れ、他の新興自動車メーカーへ移籍したことを明らかにした。今年初頭に始動した計画では、乗用車の製造が当初の目標として設定されていた。そのためにEVメーカー「小鵬汽車(Xpeng)」からも人材を引き抜いている。
自動車製造は巨額の投資を必要とするプロジェクトだ。小馬智行はこれまでに11億ドル(約1255億円)以上の資金を調達しているが、自動車製造の資金としては焼け石に水だ。
また、同社の製造計画は、上場計画停止による直接的な影響を受けたという。同社はSPAC(特別買収目的会社)との合併を通じた米国上場を計画していたが、国際摩擦の激化により、上場計画を一時停止せざるを得なくなった。
自動車製造分野に遅れて参入した小馬智行は、シャオミ(小米科技)やバイドゥ(百度)のような大手企業ほど資金力がない。自動運転のスタートアップにとって、資金調達のみに依存した事業拡大は困難だ。
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