日本でも人気のスポーツブランド「バリーフ 」、運営会社が資金調達

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日本でも人気のスポーツウエアブランド「バリーフ(Baleaf) 」を展開する「厦門俊億供応鏈(Xiamen Dream Supply Chain)」(以下、俊億)が、シリーズAで1億元(約18億円)を調達した。リード・インベスターは「中金資本(CICC Capital)」傘下の「中金文化消費基金」、コ・インベスターは「藍湖資本(Blue Lake Capital)」。

2014年に設立された俊億は、スポーツウエアとスポーツ用品の越境ECを手掛けている。傘下には多数のスポーツブランドを抱えており、ヨガ、ランニング、アウトドア、スイミング、サイクリングの5分野を中心に、ゴルフや乗馬の関連用品なども取り扱っている。

創業者の徐慕瑄氏は、同社には大きな強みが2つあると説明した。1つ目はサプライチェーンに関する能力で、「自社開発+委託生産」というOBM(Original Brand Manufacturing)モデルを採り入れている。また2018年からは、多額を投じて独自のデジタルシステムを構築し、サプライチェーンを強化するとともに、多くのサプライヤーが有力メーカーへと成長するのを後押しした。

2つ目は研究開発力で、自社開発したITプラットフォームを通じ、社内外のデジタルマネジメントを実現している。

同社は欧米や日本、韓国などをターゲットに、自社サイトのほかAmazonなどの主要ECサイトで商品を販売している。

英ユーロモニターのデータによると、スポーツウエアの世界市場の規模は2019年に3000億ドル(約34兆円)を超えている。また、15~19年の年平均成長率(CAGR)は6.2%に達しており、今後も成長が見込まれる。

中金資本の董事総経理、楊玥氏は「中国には世界で最も成熟したサプライチェーンがあり、優秀な起業家たちがいる。中国企業がグローバルブランドを確立していくことに期待している」と述べた。

(36Kr Japan編集部)

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