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【新華社北京10月3日】中国の国産車、特に新エネルギー車の海外進出が加速している。その大きなシェアを占めるのが上海で製造された自動車だ。上海の自動車産業は世界の優れた資源を集積し、海外市場への展開を加速、新エネ車産業チェーンの整備に着手し、協同優位性を形成している。
中国自動車大手、上海汽車集団は8月、完成車の海外販売台数が前年同月比65.7%増の10万1千台に達し、中国自動車工業史上で初めて海外市場での単月販売台数が10万台を突破した企業となった。1~8月の海外販売台数は前年同期比56.7%増の58万台近くだった。同社は25年の年間販売台数150万台突破を予想している。
上海市は新エネ車産業の発展を非常に重視し、環境が整い産業が集積した複数の代表的なエリアがすでに一定の規模を備え、新エネ車産業チェーンの拡充が進んでいる。
上海浦東新区には米電気自動車(EV)大手テスラが「ギガファクトリー」を設立。上海汽車集団と米ゼネラル・モーターズの合弁会社、上汽通用汽車(上汽GM)はバッテリー「アルティウム」の工場を上海浦東金橋に設立し、21年に稼働を開始した。現在建設中の上海国際水素エネルギーバレーは水素燃料電池自動車のコア部品と水素エネルギー設備の全産業チェーンを将来的にほぼカバーする計画だ。
浦東新区には車載電池では上海汽車集団の関連工場のほか首帆動力科技など、カーエレクトロニクスでは新陽栄楽(上海)汽車電子、李爾汽車電子電器(上海)などの企業がある。中国送電大手、国家電網傘下の国網上海市電力、オートメーション機器メーカーの国電南瑞科技股份(NARI)などの充電・電池交換サービス企業も浦東新区の車載電池産業チェーンをより充実させている。
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