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米電気自動車(EV)大手テスラは1月6日、中国で小型車「モデル3」の後輪駆動版と高性能版、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」の後輪駆動版、長距離版および高性能版の5車種の販売価格を引き下げたと発表した。
モデルYの長距離版の値下げ幅は13.41%と最も大きく、4万8000元(約93万円)の引き下げ。モデル3の高性能版の値下げ幅は5.72%と最も小さく、2万元(約39万円)の引き下げとなる。モデル3の後輪駆動版に関しては、2022年10月に実施した値下げ以前の価格よりも5万元(約97万円)安くなった。
中国の自動車業界団体「乗用車市場信息聯席会(CPCA)」が1月5日発表したデータによると、テスラの中国販売台数は増加傾向を示している。上海ギガファクトリーの22年の出荷台数は前年比48%増の約71万台だった。モデルYの出荷台数は約45万台で、全体の約63%を占めた。
CPCAの崔東樹・秘書長(事務局長)は「テスラは22年の業績が好調で、市場規模を大きく拡大させた。これがコストダウンにつながった」と指摘した上で、今回の値下げは主にコストダウンの成果を反映したものだとの考えを示した。
*23年1月8日のレート(1元=約19.3円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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