CATLも単独出資、22歳創業者の人型ロボット企業「RoboParty」に約120億円

中国のヒューマノイド(人型ロボット)開発企業「RoboParty(夢博派対)」はこのほど、エンジェルラウンドの追加ラウンドとプレシリーズAで累計約5億元(約120億円)を調達した。

エンジェルラウンドの追加ラウンドには順為資本(Shunwei Capital)、経緯創投(MPCi)、小米(シャオミ)の戦略投資部門などが参加。プレシリーズAでは、車載電池最大手の寧徳時代(CATL)が単独で出資した。CATLがグループの戦略投資部門を通じて直接出資する案件は珍しく、今回の投資は注目度の高い案件となる。

RoboPartyを率いる黄一氏は2004年生まれの若手創業者。哈爾浜(ハルピン)工業大学未来技術学院で知能ロボットを専攻し、大学1年時にはルームメートと学生寮で、わずか数十日で二足歩行ロボット「AlexBot」の試作機を開発した。プロジェクト全体をオープンソース化したことで、10社以上の企業や大学が再現・活用しているという。

2025年には1年繰り上げて学部を卒業し、上海浦東新区の張江ロボットバレーで起業。設立からわずか1年余りで6回の資金調達を実施し、評価額は20倍以上に拡大した。

RoboPartyは、本体から各種モジュールまでを公開する「フルスタック・オープンソース」のエンボディドAIプラットフォームを掲げる。ロボット本体の自社開発に加え、垂直統合型の生産体制や量産能力も備え、ロボット本体、基盤モデル、開発者コミュニティをつなぐエコシステムの構築を目指している。

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今年1月には、世界の開発者向けにフルスタックの二足歩行ヒューマノイドプロジェクトを公開。「ゼロから開発できる」入門用オープンソースプラットフォームとして注目を集め、開発者コミュニティで約1万人のフォロワー、GitHubでは2000件を超えるスターを獲得し、世界各国から約1000台分の受注につながったという。第2世代機「RP1」は今年10~12月に投入予定で、より高い性能・信頼性、そしてより複雑な実環境への導入ニーズに対応する計画だ。

ソフトウエア面では、自社開発OS「Party OS」を中核に、「MimicLite」「UFO」「Human-to-Humanoid Tools」の3つの主要ツールをオープンソース化した。これらは運動追跡、教師なし強化学習による制御、モーションリターゲティングなどを対象としており、オープンソースコミュニティでも高い評価を得ている。

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また、同社が開発する行動基盤モデル(BFM)「Off-policy Tracker」は、全身モーション追跡などの分野で最高水準(SOTA)の性能を達成したとする。オープンソースの学習フレームワーク「MimicLite」は、NVIDIA製GPU「RTX4090」8枚による約4時間の学習で同種モデルの主要指標を上回り、学習に必要な計算リソースを大幅に削減したという。

*1元=約23円で計算しています

(36Kr Japan編集部)

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