中国発Sand.ai、160億円超調達 動画生成AIの商用化を加速

中国の動画生成AIスタートアップ「Sand.AI (三呆科技)」はこのほど、2回にわたるラウンドで合計1億ドル(約160億円)超を調達した。Look Capital、Lollapalooza Capital、九坤創投(Ubiquant)、経緯創投(Matrix Partners China)など大手投資機関十数社が出資した。

Sand.aiは2024年、曹越氏が設立した。同氏は、中国の生活関連サービス大手・美団(Meituan)傘下のAI企業「光年之外(Lightyear AI)」の共同創業者でもある。自己回帰型の世界モデルを技術基盤とし、動画生成モデル「Magi-1」や音声・映像同期モデル「Gaga-1」を開発。デジタルヒューマンやAI動画エージェント分野にも事業を広げている。

主力モデル「Magi-1」は、Google DeepMindが提唱する物理理解ベンチマーク「Physics-IQ」で上位に位置している。また、2026年初めに公開した音楽生成エージェント「VidMuse」は、リリースから3カ月で年間経常収益(ARR)約1000万ドル(約16億円)に達したという。

Sand.ai は7~9月期にも次世代動画生成モデルを発表する見込みだ。MoE(Mixture of Experts、混合専門家)アーキテクチャを採用し、オープンソースモデルとしては最大規模となるパラメーター数を備えながら、高い推論効率を実現するとしている。

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動画生成市場では、中国の快手(Kuaishou)の「可霊(Kling)」やバイトダンス(ByteDance)の「Seedance 2.0」、米Runwayなどとの競争が激化している。Sand.aiは基盤モデルの開発に加え、音楽制作やコンテンツ制作など用途特化型サービスの展開を進めることで、AIモデルの商用化を加速させる考えだ。

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*1ドル=約161円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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