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日産自動車傘下の日産(中国)投資有限公司の完全子会社である「日産モビリティサービス(日産出行服務)」が3月初めに、中国江蘇省・蘇州で自動運転タクシー(ロボタクシー)の実証実験を開始した。中国で同サービスを提供する初の日系企業なるという。
実証実験には、第一段階として、3月〜9月の間は、日産が展開する純電気自動車(BEV)「リーフ」を2台投入する。10月からは、第二段階としてクロスオーバーEV「アリア」を5台投入する予定だ。中国ユニコーン企業「ウィーライド(WeRide・文遠知行)」が自動運転技術の支援を提供する。
走行路線は、蘇州市郊外の高鉄ステーション、ホテル、オフィスビル、日産自動車のカーショップをカバーする。 利用者は、実験期間中、スマートフォンでロボタクシーの専用アプリに、乗車地と目的地を入力すれば、自動で配車され、無料でロボタクシーを利用できる。各車両は運転席に安全管理スタッフが同乗するが、通常運転中はハンドルに触れることはない。
現在中国では、北京、上海、広州などですでにロボタクシーの走行試験が始まっている。 バイドゥ(百度)、Pony.ai、上海汽車などの多くの企業のロボタクシーが活躍している。日本企業では、トヨタも自動運転実験を行っているが、一般市民を相手にした取り組みは日産が初めてとなる。
同社は、2025年以降に中国でロボタクシーの商用化を目指していくという。
(36Kr Japan編集部)
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