上場後初決算のポルシェ、22年売上高約5兆2600億円 新車販売3割が中国

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独高級スポーツカーメーカーのポルシェ(Porsche)が、2022年9月のフランクフルト証券取引所への上場後初となる決算を発表した。3月13日に同社が発表した22年通期の決算によると、売上高は前年比13.6%増の376億3000万ユーロ(約5兆2600億円)、営業利益は同比27.4%増の67億7000万ユーロ(約9460億円)だった。

売上高と利益は共に過去4年間で最高を記録し、中でも中国市場が重要な役割を果たした。地域別の売上高を見ると、中国が117億6400万ユーロ(約1兆6400億円)で全体の約31.26%を占めて1位、北米が105億7600万ユーロ(約1兆4700億円)で2位となった。

新車販売台数は前年比2.6%増の30万9900台。車種別の販売台数はカイエン(Cayenne)が9万5600台、マカン(Macan)が8万6700台、パナメーラ(Panamera)が3万4100台、911が4万400台となった。地域別の販売台数を見ると、首位の中国は約9万3300台で、年間総販売台数の30.1%を占め、新型コロナウイルス流行の影響により前年比で2.5%減少した。2位は北米で25.6%、3位はドイツを除く欧州で20.2%となっている。

ポルシェは23年の売上高が400億~420億ユーロ(約5兆5900億~5兆8700億円)に達すると見込んでいる。

*2023年3月16日のレート(1ユーロ=約139円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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