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中国とシンガポール両政府の代表者は1月25日、入国から30日以内の短期滞在ビザを相互に免除する協定に調印した。春節(旧正月)の大晦日にあたる2月9日に発効する。
協定発効後、両国の一般旅券所持者はノービザで相手国に入国し、最大30日間にわたって観光や親族訪問、ビジネスなどの私的な活動ができるようになる。
マレーシアとタイはすでに、中国人観光客のビザを免除している。これにシンガポールが加わり、中国人観光客は「東南アジア旅行のゴールデンルート」とされるシンガポール・マレーシア・タイの3カ国をノービザで訪れることが可能になった。
このニュースの発表から10分後、中国旅行予約サイト大手「携程旅行集団(トリップドットコムグループ)」の国内向けサイトでは、シンガポール関連の旅行商品の人気度が30%以上増加した。また、シンガポール向けサイトでも中国関連のキーワードの検索数が20%以上増加するなど、シンガポールでも中国旅行に対する熱意が急激に高まっている。
中国がビザの相互免除を実現している国は、東南アジア3カ国のほか、モルディブやカザフスタン、アラブ首長国連邦(UAE)など22カ国となる。
(36Kr Japan編集部)
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