ファーウェイ、独自の超音波指紋認証技術で特許申請中 新機種「Mate 70」への搭載は望み薄

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ファーウェイ、独自の超音波指紋認証技術で特許申請中 新機種「Mate 70」への搭載は望み薄

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アンドロイド搭載スマートフォンでは、全画面ディスプレーが増えており、ディスプレー下部にある指紋認証センサーでのロック解除が標準となりつつある。

中国スマホメーカーの大半は現在、指紋認証に匯頂科技(Goodix Technology)の超音波指紋認証ソリューションを採用している。しかし、同社のソリューションには米半導体大手クアルコムの特許が用いられているため、米国の制裁対象となっている華為技術(ファーウェイ)は利用することができない。

中国国家知識産権局の公告によると、ファーウェイはこのほど、超音波指紋認証に関する特許を公開した。超音波指紋認証のモジュール、システムおよび電子機器に関連するもので、指紋情報の認識精度向上を目的とした特許だという。出願日は2023年7月4日。

ファーウェイ、米制裁下もスマホ事業復活へ、中国市場でアップルからシェア奪還

ファーウェイは、23年8月に「Mate 60」シリーズを発売して以降、中国スマホ市場でのシェアを競合他社から奪い返し始めている。 調査会社Counterpoint Researchによると、24年年初から6週間の中国のスマートフォン販売台数で、ファーウェイは前年同期比64%増という驚異的な伸びを示し、シェアを17%として業界2位に急浮上した。

24年9月には、新機種「Mate 70」シリーズを発売する計画だとの情報もあるが、特許の承認には通常かなりの時間がかかるため、Mate 70に超音波指紋認証機能は搭載されないとみられる。

中国スマホ販売、ファーウェイが64%増の急伸 アップルは24%減:年初から6週

(36Kr Japan編集部)

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