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中国のIoT家電ブランド「雲米(Viomi)」がこのほど、高齢者見守り用の新製品として、人工知能(AI)搭載の心肺活動モニタリング装置「Alpha X」を発表した。
Alpha Xは、60ヘルツのミリ波モジュールを採用して、ミリ単位の精度で物体の形状や速度などを測定。AIのディープラーニングアルゴリズムと組み合わせることで、心臓や胸腔の微小運動の周波数をリアルタイムで捉え、正常かどうかを判断できる。デバイスを体に装着する必要はない。
システムが体の異常を検知した場合は、すぐに家族などに通知する。また、他のスマートホームデバイスと接続すれば、睡眠中の高齢者の呼吸が停止した時点で、音楽や照明で呼び起こしたり、家族に電話をつなぐこともできる。また、スマートフォンと連動させることも可能で、健康日報・週報を自動作成し、医療機関に参考データとして提出することもできる。
統計によると、中国には一人暮らしの高齢者が1億3000万人以上おり、万一の際に救助が間に合わなかった事例も多いという。Alpha Xは、24時間体制で健康状態をモニタリングできるため、高齢者の見守りで優れた効果を発揮するだろう。
(36Kr Japan編集部)
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