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中国インターネット情報センターがこのほど発表したリポート「インターネットが後押しするデジタル消費の発展青書」で、インターネットは新たな消費モデルの発展を促し、消費の新たな成長分野の形成をけん引し、新たな消費層の台頭を推進するなどの面で引き続き大きな役割を発揮していることを明らかにした。
中国のネットショッピング利用者数は9億人を超え、中でも「90後」(1990年代生まれ)の利用率は95.1%、「00後」(2000年代生まれ)は88.5%に上り、デジタル消費の主力層となっている。
インターネット技術の発展は消費シーンのオフラインからオンラインへの拡大、消費対象の実物からデジタル製品やコンテンツなどへの広がりを促し、さらには中国の伝統文化を取り入れた「国潮」商品や文化・娯楽・観光など消費の新たな成長分野の形成加速をけん引してきた。ネットショッピング利用者のうち、国潮商品の購入経験者は5億3千万人に上り、全体の6割近くを占める。
インターネット技術の発展に伴い、グリーン(環境配慮型)消費や健康消費、スマート消費などの新たな消費モデルが人々のライフスタイルを形成し続けている。
データによると、ネットショッピング利用者の25%がここ半年でグリーン・省エネ関連製品を購入したことがあり、グリーン消費の理念が人々の心に浸透しつつある。健康的な生活の理念が次第に重視されるようになり、健康関連製品と技術のブレークスルーとイノベーションが続く中、健康消費市場の需要喚起が加速し、健康・ヘルスケア関連製品を購入したことがある利用者は26.1%を占めた。
インターネット技術が国民全体に利益をもたらす中、デジタル消費者層は年齢、性別や地域などの制限を打ち破り、「90後」や「00後」、「シルバー族」と呼ばれる高齢者、女性、農村部住民などが新勢力となっている。中でも60歳以上のインターネットユーザーの場合、ネットショッピングの利用率は69.8%に上るほか、健康・医療、文化・娯楽・観光消費では高齢者による消費が突出している。
(新華社北京)
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