日本政府観光局、上海で大阪・関西万博をPR

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中国上海市で24日まで3日間開かれた中国国際旅游交易会(CITM2024)で、日本政府観光局(JNTO)が来年開催される大阪・関西万博をPRした。

ブースでは来場者に大阪・関西万博の宣伝パンフレットなどを配布。万博マスコットの「ミャクミャク」も登場し、来場者とクイズなどを行った。大阪から日本各地への観光旅行の方法も紹介した。

JNTO上海事務所の薬丸裕所長は「万博を契機に日本の地方部にも訪問してもらえるよう、日本全体の観光資源のPRもしている」と述べ、万博については2023年11月に開設した特設ウェブサイトで情報を多言語で公開するとともに、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」や短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」でも広くPRしていると紹介した。

日本の政府機関による大阪・関西万博のPRはこの1カ月で2回目となった。10日まで6日間開かれた第7回中国国際輸入博覧会では日本貿易振興機構(ジェトロ)などがブースで万博のポスターを掲示したほか、有名企業のブースでマスコットが登場した。

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輸入博開催時に取材に応じたジェトロ上海事務所の担当者は、上海からの観光客はこれまで、大阪さらには日本全体の観光市場の主力の一つだったと指摘。「万博をPRすることで、さらに多くの観光客を大阪、そして日本に誘致したい」と述べた。

日本の政府機関の活動に呼応し、上海にある博覧会国際事務局(BIE)唯一の公式博物館「世博会博物館」も特別展示を開催。観光客の注目を集めている。

特別展示は上海市と大阪市の友好都市提携50周年を記念する青少年絵画交流展で、11月12日~12月7日の日程で両市の中学生が制作した万博と両都市に関する作品を展示。中日両国の若者による友好交流を増進し、人々の万博に対する理解や興味を促進している。博物館の常設展示の一部も大阪・関西万博に関する内容に変更されている。(新華社上海)

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