移動できる小型AIロボットが「家庭進出」 中国発スタートアップ、設立半年で60億円調達

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人工知能(AI)を搭載したロボットを提供する中国スタートアップ「楽享科技(JOYIN)」(全称、蘇州楽享智能科技)がこのほど、エンジェルラウンドで約1億元(約20億円)を追加調達した。錦秋基金(Jinqiu Capital)が出資を主導し、既存株主の経緯創投(Matrix Partners)と緑洲資本(Vitalbridge)も参加した。これにより、エンジェルラウンドでの累計調達額はおよそ3億元(約60億円)となった。

楽享科技は2024年12月に設立された。創業者の郭人傑氏は、15歳で西安交通大学の英才育成コース「少年班」に飛び級入学し、エネルギー・動力工学を専攻。英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士号を取得している。以前はロボット掃除機メーカー「追覓科技(Dreame Technology)」で、中国事業の責任者として1500人以上のチームを統括した経験を持つ。

小型AIロボット「Z-Bot」

同社は家庭向けの汎用型AIロボットの開発に注力しており、すでに2つの製品プラットフォームを開発済みだ。ひとつは、身長50センチで18軸の自由度を持つ小型の室内用人型ロボット「Z-Bot」。もうひとつは、安定した屋外移動能力を備えたキャタピラロボット「W-Bot」だ。

これらは高度な会話機能を持つコンパニオンロボットとしてだけでなく、屋内外を自由に移動できる特性を活かし、高齢者や子どもの見守り、巡回型のセキュリティなど、さまざまな用途への応用が想定されている。年内にも初代製品をリリースする予定だという。

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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