「Alipay+」運営のアント海外部門、約1600億円調達を検討 香港IPOへの布石か

アリババグループの関連金融会社、アント・グループの子会社「螞蟻国際(Ant International、アント・インターナショナル)」が、グローバル事業の成長を加速させるため、約10億ドル(約1600億円)の調達を検討しているという。ブルームバーグが報じた。既存株主のGeneral AtlanticやSilver Lakeなどに意向を打診しており、資金調達での評価額は100億ドル(約1兆6100億円)以上に達する可能性がある。今回の資金調達は、螞蟻国際が早ければ2026年にも単独で香港上場を目指すための布石になるとみられる。

アント・インターナショナルはシンガポールで登記されている、アント・グループの海外事業子会社。中国本土外でのクロスボーダー決済およびフィンテックサービスに注力している。主力事業は、クロスボーダー決済ネットワーク「Alipay+」、加盟店向け決済サービス「Antom」、クロスボーダー貿易口座「WorldFirst」、AIデジタル融資および財務管理サービスを提供する「Bettr」の4分野。事業面では成長を続けており、2024年通期での売上高は、前年比約25%増の30億ドル(約4800億円)に達した。

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親会社のアント・グループは2020年、IPO直前に規制・コンプライアンス上の問題により突然上場を停止され、業界に大きな衝撃を与えたという過去がある。現在、グループ全体の企業評価額は大幅に低下している。報道によると、いまの評価額は約780億〜1500億ドル(約12兆5600億〜24兆1500億円)とされ、2020年のIPO時に見込まれていた約2800億ドル(約45兆1000億円)を大きく下回る。同グループはこれまで、グループ全体としての上場計画はないと繰り返し表明している。

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*1ドル=約161円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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