LiDAR技術スタートアップの「HESAI」、記録的に140億円を調達 独ボッシュ出資

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LiDAR技術スタートアップの「HESAI」、記録的に140億円を調達 独ボッシュ出資

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LiDARメーカーの「禾賽科技(Hesai Photonics Technology)」は1月7日、シリーズCで1億7300万ドル(約141億5600万円)の資金調達を完了したと発表した。リードインベスターは、独ボッシュグループと「光速中国(Lightspeed China Partners)」。コ・インベスターは、米オン・セミコンダクター、「啓明創投(Qiming Venture Partners)」、「徳同資本(DT Capital Partners)」、シンガポール「Axiom」等。今回、国内LiDAR業界で一回の資金調達における調達額の最高記録を更新した。

主にロボットと無人自動車に使われるLiDARの開発・製造をしている同社は、2012年12月にアメリカのシリコンバレーで設立され、2014年10月に上海に本社を移転した。現在従業員は600名以上、世界で364件の特許を取得している。

禾賽科技が独自開発したPandar64、PandarGT(マイクロミラーソリッドステートライダー)とPandora(マルチセンサーフュージョン)等の製品は、2017年の発売以来、世界18の国・地域の68都市で販売されており、そのうち60%以上の製品がヨーロッパとアメリカ向けに輸出されている。米カリフォルニア州のDMV(車両管理局)が発表した自動運転の公道テストライセンスを取得している65社ののうち、50%以上が禾賽の顧客だ。現在、同社は2年連続で黒字を達成している。

今回の資金調達で、禾賽は自動車産業におけるパートナーをも獲得した。ボッシュグループは世界最大の自動車部品サプライヤーであり、自動車用アンチロックブレーキシステム、電子式車体安定システム、エアバッグ制御ユニット等の安全運転システムにおけるトップ企業だ。禾賽は2017年に中国で行われたボッシュの人工知能プロジェクトコンテストに参加し、2019年5月に「オープン・ボッシュ・アワード(Open Bosch Award)」を獲得した。世界で同賞を受賞したスタートアップ企業はわずか2社だという。

禾賽の公式サイトによると、米スタンフォード大学の機械学部と電子学部を卒業した同社の董事長兼チーフサイエンティストの孫愷畢氏は、在学中は主にレーザーと分子測量システムを研究していた。CEOの李一帆氏は清華大学卒業後、米イリノイ大学の博士号を取得したAIロボット分野のエキスパートだ。CTOの向少卿氏は清華大学卒業後、スタンフォード大学で電子工学と機械工学の修士号を取得し、アップルのアメリカ本社とサムソンのグローバル本部研究センターに務めていた。

(翻訳・Ai)

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