中国EC大手「唯品会」、2019年第4Qおよび通期の決算を発表 宅配事業撤退により業績改善

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中国EC大手「唯品会」、2019年第4Qおよび通期の決算を発表 宅配事業撤退により業績改善

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3月5日、ECサイト「唯品会(VIP.com)」を運営する「唯品会信息科技(VIPS)」が、2019年第4四半期および通期の決算を発表した。それによると、2019年第4四半期の売上高は293億2000万元(約4472億円)で、前年同期比12.4%増だった。これは市場予測の277億3400万元(約4229億円)を上回り、唯品会が第3四半期決算で示した261億~274億元(約3980億~4178億円)という第4四半期売上高の見通しを超えるものとなった。一方、2019年通期の純売上高は、前年比10%増の930億元(約1兆4181億円)に達した。株主に帰属する純利益は、第4四半期では前年同期比111.4%増の15億元(約228億円)、通期では前年比88.7%増の40億元(約609億円)に達した。唯品会は29四半期連続で黒字を確保した。
「唯品会」は、2018年上半期、テンセントおよび京東(JD.com)とパートナーシップを締結した。そしてテンセントが運営するSNSアプリWeChat(微信)にトラフィックポータルを開設し、京東のECモールに旗艦店をオープンしたことにより、唯品会は新規ユーザーを急速に増やした。一方、2019年11月下旬には、傘下の物流企業「品駿快逓(PINJUN EXPRESS)」が宅配事業から撤退すると同時に、宅配サービスの「SFエクスプレス(順豊速運)」と業務提携し、SFエクスプレスが宅配サービスを担うことになったが、これにより唯品会は運営コストの削減に成功した。

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