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2020年3月11日夜、中国工業情報化省傘下の装備工業局が、第330回『道路機動車両生産企業及び製品公告』リストを公表した。これは同局から自動車・オートバイを含む各種車両と関連製品の生産許可を受けた企業や製品の情報が掲載されているもので、リストによれば、スマートEV(電気自動車)メーカーの「理想汽車(LEADING IDEAL)」が4モデルを新たに申告しており、うち3モデルで「寧徳時代新能源科技(CATL)」製の駆動用バッテリーが、1モデルで「西安衆迪鋰電池有限公司」製の三元系リチウムイオン電池が採用されている。西安衆迪は、新エネルギー車中国最大手「BYD(比亜迪)」の完全子会社として2018年11月に設立され、リチウムイオン電池と材料の研究開発、生産、販売を担う。
新興自動車メーカーの中で、寧徳時代は「蔚来汽車(NIO)」、「威馬汽車(WM Motor)」、「BYTON(バイトン)」にバッテリーを供給しており、最近ではテスラの提携パートナーにも加わった。対してBYDは「東風汽車(Dongfeng Motor)」、「長安汽車(Changan Automobile)」、トヨタなどにバッテリーを供給している。理想汽車はBYDをバッテリー供給網に加えることで、より安定したサプライチェーンを構築できることになる。
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