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4月15日、医療や健康管理などのサービスを提供する医療ポータル「平安好医生(Ping An Good Doctor)」の終値は相場に逆行し4.43%値上がりし、94.25香港ドル(約1330円)で香港証券取引所での取引を終え、上場以来の新高値を記録した。同社の最新の時価総額は1005億9200香港ドル(約1兆4000億円)となった。平安好医生の株価は今年に入ってから度々高値を更新しており、今年の値上げ幅はすでに65.8%に達している。
現在、平安好医生はアクセス数において業界内で優位に立っている。同社は週7日24時間対応のオンライン診療プラットフォームを運営しており、ユーザー数は2019年12月31日の時点で3億1500万人に達した。新型肺炎の流行期間中、同プラットフォームのアクセス数は4月8日までに累計11億1000万人となり、新規ユーザー数は11倍に増加した。
データ分析企業Analysysが3月末に発表した報告によると、平安好医生の1日あたりのアクティブユーザー数(DAU)は542万7000人で、オンライン医療分野のトップ10企業の中で1位につけており、2位~10位の企業のDAUは10万~18万人にとどまっている。
2019年の決算報告によると、平安好医生の純損失は7億4700万元(約113億8000万円)、コストは22億8200万元(約348億8000万円)で総売上の45.1%を占めており、2018年の66.8%からは減少してはいるものの、依然として同社の収益に影響を与えている。
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