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6月1日、テンセント(騰訊)のチャットアプリ「WeChat(微信)」内で配送を手配できるミニプログラム「微信寄快逓」がリリースされた。これは配送サービスプラットフォームという位置づけとなり、アリペイ(支付宝)、バイドゥ(百度)に続いてテンセントもこの分野に参入したことになる。WeChatで「微信寄快逓」と検索すればすぐに同プログラムにアクセスでき、荷物の問い合わせ、発送依頼、追跡といった、配送に関する3つの基本的な機能が搭載されている。
同プログラムを用いての配送は、現時点では「韻達(YUNDA)」、 「中通(ZTO Express)」、「百世(Best Express)」、「京東物流(JD Logistics)」の4社から選ぶことができる。
データによると、2020年4月、中国で配送を手がける企業全体の荷物取扱件数は前年同月比32.1%増となる65億件にものぼり、5月は70億件に達する見込み。こういった状況において、大手事業者がミニプログラムを利用して配送に関する情報や関連業務を自社のサービスシステムに組み込むこの動きは、主に各社がそれぞれの経済圏にユーザーを引き込みたいという思惑によるものである。
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