レストランの顧客情報管理ツール「SevenRooms」、約54億円を調達 来店客の好みを解析

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レストランやホテル向けにCRM(顧客関係管理)プラットフォームを運営する「SevenRooms」が、シリーズBで「Providence Strategic Growth」から5000万ドル(約53億8000万円)を調達したと、6月25日に米テックメディア「TechCrunch」が報じた。同社はこれまでにアマゾンや投資ファンド「BoxGroup」などからも支援を受けており、調達した資金は現時点で累計7500万ドル(約80億円)に達した。

2011年に設立されたSevenRoomsは、本社を米ニューヨークに置く。ホテルやレストラン向けに、グーグルや、公開されアクセス可能なソーシャルメディア(例:リンクトイン、フェイスブック)などのチャネルを通して得られたデータに基づいて来店客の嗜好を解析するサービスを提供している。レストランなどのスタッフは、SevenRoomsのプラットフォームで顧客のメールアドレスや電話番号を入力するだけでその顧客の職場、居住地、人脈や飲食習慣などのプロフィール情報を収集し、サービスに生かすことができる。

SevenRoomsは過去に、アマゾンの音声認識技術を活用したサービス「Alexa Skills Kit」を用いて、顧客が食事を注文する際にスタッフと交わす会話から顧客の関連情報を得られるシステムも開発している。

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