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中国のスポーツ用品メーカー大手「安踏体育(Anta Sports)」(香港証券コード:02020)は8月25日、2020年上半期の決算を発表した。 総売上高は1%微減の147億元(約2255億円)、株主に帰属する利益(合弁事業の損失を除く)は20.1%減の23億7700万元(約365億円)となっている。 売上総利益率は56.8%で、前年同期比0.7%の上昇となり、過去最高を記録した。
2019年の営業利益が主力ブランドANTAを上回ったFILAは、同上半期で収益の逆転も達成した。 グループの発表によると、ANTAの売上高は前年比10.7%減の67億7700万元(約1040億円)で、FILAの売上高は前年比9.4%増の71億5200万元(約1100億円)だった。
ANTAは決算発表に加えて、店舗改革計画として、「卸売流通小売モデル」から「消費者直販モデル」への転換を発表した。 改革の第一段階では、長春、成都、重慶、広東、南京、上海、武漢など11省・市の代理店との提携を解消し、ブランドの直接管理に転換する。
同社は2007年に香港証券取引所のメインボードに上場した。傘下ブランドにはANTA、FILAのほかにも、日本の高級スキーウェアブランド「DESCENTE(デサント)」、韓国の大手アウトドアウェアブランド「KOLON SPORT(コーロンスポーツ)」、香港の高級子供服ブランド「Kingkow(キングカウ)」などが含まれる。2019年3月にはフィンランドの「Amer Sports(アメアスポーツ)」および傘下の国際的有名ブランドも買収した。
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