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ワンストップ型HR(ヒューマンリソース)管理サービスを提供する「喔趣科技(WorkTrans)」が、シリーズCおよびDで資金を調達した。シリーズCの出資者は「セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)」および既存株主で、調達額は5050万ドル(約52億円)。シリーズDの出資者は新規株主となるテンセントや「中金資本(CICC Capital)」などで、調達額は1億4000万ドル(約145億円)。
喔趣科技は2015年に設立された。当初は大、中規模企業におけるデジタル雇用管理のニーズを満たすため、インテリジェント勤怠、シフト管理システムと、ソーシャルリクルーティングサービスを運営していた。その後2020年10月、新たに給与支払いソフトやコアHRソフトをローンチし、人材リソースチェーンにおける給与管理と業績管理などのモジュールにまでサービスを拡張。多様で複雑な雇用形式を持つ企業の効率的な労務管理を可能にしている。
HR市場は企業向けサービスの分野で最大の市場の1つであり、中国のHRクラウドサービス業界の市場規模は数兆元(数十兆円)に達している。いわゆる「人口ボーナス」の消失や人件費の上昇を背景として、労働コストの削減と労働構造の最適化は、企業の内部管理で最も差し迫ったニーズの1つとなっている。
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