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3月8日、中国EC大手「京東集団(JD.com)」支援の物流配送プラットフォーム「達達集団(Dada Group)」(ティッカーコード「DADA」)が、2020年第4四半期および通年の財務報告書を発表した。
2020年第4四半期、達達の売上高は前年比69.9%増の20億1580万元(約330億円)、通年では前年比85%増の57億元(約950億円)で、どちらも市場の予想を上回った。
しかし、経営はまだ赤字が続く。第4四半期の非GAAP(非米国会計基準)ベースの純損失は4億1960万元(約70億円)で、前年同期の4億7810万元(約79億円)よりわずかに縮小。 通年の非GAAPベースの純損失は11億6800万元(約190億円)で、前年の14億2020万元(約230億円)より縮小した。事業構造からすると、達達の収入源は主に都市内配送サービス「達達快送(Dada Now)」とオンデマンド小売サービス「京東到家(JDDJ)」に由来する。
業績と運営に関する数字が着実に伸びている裏で、コストの高止まりが続いている。 2020年通年における費用・支出額の合計は76億元(約1200億円)で、2019年の49億元(約810億円)より55%以上も増加。特に物流や委託ドライバーの運営支援費は2019年が28億元(約460億円)で2020年が47億元(約780億円)、販売費およびマーケティング費も2019年が14億元(約230億円)のところ2020年が18億元(約300億円)であった。
8日の米ナスダックアフター・マーケットで、達達の株価は同日終値から0.54%上昇し、29ドル60セント(約3200円)の値をつけた。翌9日は一時34ドル43セント(約3700円)まで値を上げ、32ドル69セント(約3500円)で取引を終えた。
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