AI技術で全自動調理を実現 中国新興ががシリーズAで数億円を調達

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AI技術で全自動調理を実現 中国新興ががシリーズAで数億円を調達

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スマート家電の研究開発に注力する「上海達顕智能科技(Global AI & Display)」(以下「達顕科技」)がシリーズAで数千万元(数億円)を調達した。リード・インベスターは「百度風投(Baidu Ventures)」、コ・インベスターは「峰谷資本(Peak Valley Capital)」と「鼎翔資本(Dingxiang Capital)」。

2018年に設立された達顕科技は、製品をAI、ビッグデータ、スマートディプレイ、精密制御などの技術と結び付け、複雑な調理過程や満足いかない調理結果などの問題点解決に取り組んでいる。現在、自社開発ブランド「悠智(Aikee)」のAIスマートオーブンがアリババ系ECの「天猫(Tmall)」で販売されており、今後はAIスマートフライヤーやAIスマート電子レンジなど、より多彩なラインナップでキッチン家電を展開する予定だ。

悠智AIスマートオーブンにはカメラが内蔵され、AIスマート認識技術が搭載されている。このオーブンは画像認識により、調理に使用される食材の種類、数量、重量などのパラメータと焼き具合を判断し、食材ごとに専用のPID(Proportional-Integral-Differential Controller:御工学におけるフィードバック制御の一種)温度制御アルゴリズムに対応することが可能で、真の全自動調理を実現するものだ。

今後同社は、コストを削減し、調理家電分野にAIスマート技術を普及させるため、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)チップの研究開発を進めるとのこと。

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