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中国通信機器大手のファーウェイ(華為技術)が実施する、高額な年俸で優秀な若手研究者を採用する人材戦略「天才少年プロジェクト」。このほど、華中科技大学出身の廖明輝氏と武敏顔氏が新たに選出された。年棒は、廖氏がファーウェイ最高レベルの182万~201万元(約3100万~3420万円)、武氏も100万元(約1700万円)超にのぼるという。
廖氏は華中科技大学の電子情報・通信学院の博士課程を修了しており、専攻はコンピュータービジョン。武氏は同大のコンピューターサイエンス・技術学院を卒業し、グーグルやアントフィナンシャル(現「アントグループ」)、マイクロソフトなどでインターン経験がある。
天才少年プロジェクトは、ファーウェイが米国のエンティティリストに加えられ、窮地に陥った2019年に任正非CEOが打ち出したもの。当時、任CEOは「世界中から20〜30人の才能ある若者を集め、来年は200〜300人を採用する」と発言していた。
これらの人材は、コンピューター、物理学、材料学、チップ、スマート製造、化学などの分野から募る。報酬額は、89万6000〜100万8000元(約1520万~1720万円)、140万5000〜156万5000元(約2390万~約2670万円)、182万〜201万元と3段階ある。
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