心血管疾患治療にOCT画像技術活用。中国医療スタートアップが1億2000万元調達

医療機器の研究開発に携わる中国企業「微光医療(vivolight)」が、1億2000万元(約19億円)を調達したことが36Krの取材で分かった。心血管疾患治療時の光干渉断層撮影(OCT)に特化した医療機器を開発しており、新たな機器開発や新施設建設に資金を投入する。

公開資料によると、微光医療は2012年の設立以来、3回にわたって4000万元以上を調達している。

米国心臓協会によると、世界で年間1790万人が心血管疾患で亡くなっており、死因で1位となっている。2秒に1人が心血管疾患で命を落としている計算だ。心血管疾患にかかる医療費は毎年9000億ドル(約100兆円)に上るという。成長著しい中国の医療機器市場でも、心血管疾患関連の機器が最も伸びている。

微光医療は心血管疾患の手術において、画像診断を介在しながらカテーテルや針を用いて行う新しい治療機器を開発している。これまでに中国初の臨床用心血管OCTシステムや、静脈可視化装置を発表した。今後、医療用画像診断装置の国産化を担う期待の存在として、中国科学院やハーバード大学医学大学院とも戦略的提携関係を築いている。

創業者の朱鋭氏によると、主力製品の臨床試験はすでに完了している。他にも複数の管腔内画像診断装置や治療機器を開発中で、2019年6月には西安市で新本部を竣工する予定だ。

微光医療の3D-OCTシステムで撮影した手術時の画像

今回、微光医療に出資した啓廸科服集団の何煥栄副総裁は、微光医療がOCT技術の研究開発で豊富な経験を積み、世界的に見ても先進的な技術を取り入れている点を評価した。心血管疾患の手術でより安全性を高め、心臓へのステント挿入を減らせると期待している。

(翻訳・愛玉)

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