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上海に拠点を置き、eVTOL(電動垂直離着陸機)の研究開発および製造を手掛ける「峰飛航空科技(Autoflight)」がシリーズAで1億ドル(約110億円)を調達した。出資者は「International Aviation Capital」。公開資料によると、これは中国国内のeVTOL企業による単一の資金調達としては過去最大の資金調達だ。
現在、峰飛航空科技の製品は主に地域における宅配物流、緊急物資輸送、緊急救助など、重量貨物を輸送する場面で活用されている。
今年8月、峰飛航空科技のeVTOLは上海から海を越えて浙江省の舟山島まで飛行し、海産物を積み込んだ後に舟山島から再び上海に戻った。往復の総飛行距離は約200キロメートル、総飛行時間は2時間だった。これは、2020年末に中国民用航空局(CAAC)が13の民用ドローン試験飛行運営基地を開設して以来、固定翼eVTOLを使用した超長距離島嶼輸送のシーンにおける実践例として中国初だという。
同社は中国国内に加え、海外市場にも進出し、欧州や中東地域で製品を販売している。
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