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カナダのコーヒーチェーンブランド「ティム・ホートンズ(Tim Hortons)」の中国法人(以下、ティムズ中国)が、世界的な某資産運用会社からIPO前の資金調達を行い、同時に、初めてとなるPIPE(private investment in public equity;上場企業の私募増資引受)のコミットメントを確保したと発表した。これらの投資コミットメントは、ティムズ中国がSPAC(特別買収目的会社)の「Silver Crest Acquisition Corporation(銀冠収購公司)」と合併した際に完了するという。
出資会社の資金調達計画は、転換可能な債権による5000万ドル(約56億円)の即時資金注入と、上場価格に15%のプレミアムを付加した上で転換可能なティムズ中国の株式、そしてPIPEへの参与から構成されている。
今年8月、ティムズ中国はSilver Crestと合併し、米ナスダックに上場する計画を発表した。Silver Crestが公表した文書によると、ティムズ中国は2020年時点で中国に137店舗を展開しており、今年中に388店舗、2026年には2753店舗にまで拡大する見込みだという。
同社は、「バーガーキング」の中国事業を育成、発展させてきたプライベートエクイティ「カーテシアン・キャピタル・グループ(Cartesian Capital Group)」やセコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)、テンセント(騰訊控股)などの強力な資本に支えられている。
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