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韓国のアパレル企業The E·Land Groupの中国法人「衣念(上海)時装貿易」(以下「衣念」)が2月9日、不当に高い価格で商品を販売したとして、北京市市場監督管理局から15704.45元(約28万円)の罰金を科された。
同管理局が公開した行政処罰書によると、衣念は2021年7月、「丹東翔騰服装」に委託してダウンジャケット80着を製造。うち9着が9月に北京市内の一部百貨店のブティックに並んだ。1着当たりの原価が75元(約1300円)だったにもかかわらず、表示価格は20倍以上の1598元(約2万9000円)だった。同年11月3日までに販売された2着のうち1着は、抜き取り検査用に購入されたものだった。
行政処分の影響で、同社の公式旗艦店「ELAND」が2月9日にライブコマースアプリ「淘宝直播(タオバオライブ)」で実施したライブ配信では、これまで平均1万人近くだった視聴者数が600人余りに減少した。また、「粗悪品の販売」について多くのコメントや質問が寄せられ、ライブ配信は当初の予定時間を短縮し、20分ほどで終了した。
衣念は2月10日、公式に謝罪声明を発表している。なお、同社が罰金を科されたのは今回が初めてではない。これまでにも「粗悪品や偽物の販売」、「規格外品を規格品として販売」、「商品の性能、機能、原産地などの不正確な表示」などを理由に罰金を科されたことがあるという。
(36Kr Japan編集部)
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