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米国の新型スポーツ電動アシスト自転車(eバイク)ブランド「Aventon」はこのほど、「高榕資本(Gaorong Capital)」から数千万ドル(数十億円)を調達した。
Aventonは、中国・浙江省出身の章建偉(JW Zhang)氏が米国で創業したブランド。章氏は2013年に固定ギア自転車の設計・製造で事業を起こし、17年からeバイクの研究開発をスタートした。
同ブランドのeバイクは、コネクティビティ(相互接続性)の面で他のブランドと差別化を図る。アプリを通じたスマート操作で走行時の設定などをコントロールできるほか、走行記録や走行距離ランキングなども確認できる。ライダー同士のSNSコミュニティで交流することも可能だ。
現在、世界各国が二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に取り組む中で、電気自動車を中心とする交通手段の脱炭素化が時代の潮流になっている。英国や米国を含む欧米各国では、eバイクに関連する政策・ルールの策定や補助金制度が実施されている。
Aventonによると、米国市場におけるeバイクの年間出荷台数は150万台を超え、今後も急速な成長が見込まれる。現在の普及率は従来の自転車の10分の1に満たないが、今後はeバイク市場の規模が数百億ドル(数兆円)に達することが予想されるという。
(36Kr Japan編集部)
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