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若者に人気の串揚げチェーン「喜姐炸串」を運営する「南京無辺界餐飲管理」が、シリーズA+で7500万元(約15億円)を調達した。出資者は、元アリババ・ドット・コム最高経営責任者(CEO)の衛哲氏が設立した「嘉御資本(Vision Knight Capital)」。喜姐炸串は2021年10月、シリーズAで2億9500万元(約59億円)を調達したばかりだ。
喜姐炸串は19年に設立され、肉の串揚げや臭豆腐など若者に人気の軽食類を提供している。中国全土で1876店舗を展開しており、契約店舗数は毎月100店以上のペースで増えている。
創業者の王寛寛氏は「1万店以上を展開するブランドになるには、サプライチェーンを完璧に整備する必要がある。店舗の運営効率を高めるため、サプライチェーンのシステムを継続的に改善してきた」と述べ、具体的な施策として次の4点を挙げた。
1)店舗では食材の加工はせず、最も単純な「揚げ」と「販売」のみとする。
2)店舗面積を20〜30平方メートルに絞り、出店は人通りの多い場所を選ぶ。
3)セントラルキッチンで半製品を生産し、工場で串打ち作業をすることで、店舗スタッフを2〜3人程度に抑える。
4)事業のパッケージ化は複雑だが、店舗運営をシンプルかつコピー可能にし、店長や加盟店の能力に対する要求を減らしたことで、事業の大規模展開を可能にする。
同社は、今年中に中国全土で2000店の新規契約を目指すという。
(36Kr Japan編集部)
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