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【新華社北京5月6日】中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が3日付で発表した4月の生産・販売台数(速報値)は、新エネルギー車(NEV)の生産が前年同月比約4.0倍の10万7400台、販売が4.1倍の10万6千台だった。
販売台数が10万台を超えるのは2カ月連続。3月は4.3倍の10万4900台だった。4月はプラグインハイブリッド車(PHEV)が前年同月の8900台から5.4倍の4万8千台と大きく伸びた。
1~4月の累計では、生産が前年同期比4.8倍の39万5千台、販売が4.9倍の39万2300台となった。PHEVは販売台数を8倍の18万9500台に伸ばした。
半導体とリチウムイオン電池の供給不足という世界的な試練に直面する中、同社の新エネ車事業が好調を続ける要因について、業界関係者は、車載電池や半導体などの分野で布石を打っていたことが奏功し、サプライチェーン(供給網)に起因する圧力を効果的に緩和したと指摘。今年に入り、販売価格が全般的に上昇しているとはいえ、市場での需要は拡大しており、ブランド効果も顕在化していることから、4~6月も引き続き販売台数の増加が見込まれるとの見方を示した。
ガソリン車の生産・販売台数は4月もゼロだった。同社は4月初め、戦略的発展の必要性に基づき、ガソリン車の生産を3月に終了したと発表している。
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