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【新華社北京5月27日】中国のパソコン大手、聯想集団(レノボ・グループ)が26日発表した2022年3月期(21年4月~22年3月)決算は、売上高が前年比18%増の4600億元(1元=約19円)だった。純利益は72%増の130億元と初めて100億元の大台を突破。14年に米モトローラ・モビリティと米IBMのx86サーバー事業を買収して以降、初めて全ての主要事業で黒字を達成した。
事業戦略の転換が好業績につながった。けん引役のソリューション・サービスグループ(SSG)の売上高が30%増の349億2千万元、営業利益が40%増の76億7千万元と大きく伸びた。
インフラストラクチャー・ソリューション(ISG)は営業損益が黒字に転換。売上高も13%増の458億2千万元と好調だった。モバイル事業は売上高が39%増の507億元、営業利益が2.1倍の23億元と、モトローラ・モビリティの買収以降で最高水準となった。
パソコン事業は、市場シェアで世界首位を維持。ハイエンド製品の需要が急速に拡大し、売上高はゲーミングパソコンが37%増、ワークステーションパソコンが60%増となった。
研究開発への投資額を43%増やし、研究開発人材を5千人近く採用した。同社の楊元慶(よう・げんけい)董事長兼最高経営責任者(CEO)は「3年以内に研究開発への投資を倍増させるという目標に向け、コア競争力をさらに強化し、持続可能な成長を推進していく」と語った。
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