アリババとファーウェイ、中国で最も潜在力あるメタバース企業に選出

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中国の民間シンクタンク、胡潤研究院はこのほど、「2023胡潤中国メタバース潜在力企業ランキング」を発表し、10億ドル(1ドル=約142円)以上の企業価値を持ち、メタバース分野で最も発展潜在力のある中国企業200社を選出した。電子商取引(EC)大手のアリババ・グループと通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が1位と2位に入り、IT大手の網易(ネットイース)、騰訊控股(テンセント)、百度(バイドゥ)が3~5位に続いた。
 
選出された200社のうち、170社はテンセントや電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)をはじめとする上場企業、30社はファーウェイや北京抖音信息服務(旧北京字節跳動科技、バイトダンス)をはじめとする非上場企業だった。
 
メタバースの五つの産業分野別に見ると、基礎技術分野からはサーバー大手の浪潮電子信息産業や集積回路設計を手掛ける珠海全志科技をはじめとする89社、生態応用分野からは動画配信サービスの嗶哩嗶哩(bilibili、ビリビリ)や映像コンテンツ制作などの芒果超媒をはじめとする65社、デバイス分野からはパソコン大手のレノボや電子機器大手の歌爾をはじめとする22社、プラットフォーム技術分野からは網易や百度をはじめとする15社、ネットワーク技術分野からは移動通信大手の中国移動(チャイナモバイル)や中国電信(チャイナテレコム)をはじめとする9社が入選した。
 
前年に比べ、基礎技術、生態応用、デバイスの各分野からの入選企業は増加、プラットフォーム技術とネットワーク技術の両分野からの入選企業は減少した。
 
メタバースの関連分野のうち、メモリ分野からは兆易創新科技集団が新たにランクインし、インダストリアル・インターネット(産業インターネット)分野からは徐工集団工程機械、次世代インターネットのWeb3.0分野からは厦門市美亜柏科信息、スマート自動車業界からは上海蔚来汽車(NIO)が新たに選出された。
 
選出企業を本業別に見ると、メディア・娯楽が33社、ソフトウエア・データサービスが31社、家電が27社、電子部品が26社、半導体が20社、人工知能(AI)が18社、電気通信が15社だった。
(新華社北京)

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