テンセント、24年1~3月は純利益1兆円超 中国国内ゲーム事業が連続減

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中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は5月14日、2024年1~3月期決算を発表した。売上高は前年同期比6%増、前期比3%増の1595億100万元(約3兆4000億円)、純利益(Non-IFRS)は前年同期比54%増、前期比18%増の502億6500万元(約1兆1000億円)となった。

事業別の売上高は、ゲームや動画・音楽配信などを含む「付加価値サービス」が前年同期比0.9%減の786億2900万元(約1兆7000億円)で、全体の49%を占めた。「オンライン広告」は26%増の265億600万元(約5600億円)で全体の17%、金融を含む「企業向けサービス」は7%増の523億200万元(約1兆1000億円)で全体の33%だった。

付加価値サービスの中核を担うゲーム事業の売上高は全体の約30%を占めた。海外売上高は前年同期比3%増の136億元(約2900億円)と当期も着実な伸びを示したが、国内売上高は2%減の345億元(約7200億円)と2四半期連続の減少となった。

伸び悩むテンセント、主力のゲーム事業の海外展開に期待 

テンセントのスーパーアプリ「微信(WeChat)」の動画投稿サービス「視頻号(WeChat Channel)」は、1〜3月期のユーザー利用時間が前年同期比で80%以上増加した。視頻号のライブコマースの売上高や広告収入、加盟企業への技術サービス料の売上高が伸びて、主力3事業である付加価値サービス、オンライン広告、企業向けサービスそれぞれの売上高に貢献した。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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