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米アップルのスマートフォン「iPhone」は、中国販売の低迷を乗り越えてV字回復を遂げた。
iPhoneの中国出荷台数は3月ごろから回復し始め、4月には前年同月比52%増加して回復基調を鮮明にしたが、5月は40%増にとどまった。米ブルームバーグが中国情報通信研究院のデータを基に報じた。
中国情報通信研究院が発表したデータによると、中国の5月のスマホ出荷台数は前年同月比13.5%増の2860万台だった。うち、海外メーカーのスマホの出荷台数は502万8000台で、前年同月の360万3000台から142万5000台増加した。メーカー別の出荷台数は示されていないが、アップルが海外メーカーの好調に大きく貢献したとみられる。
アップルは中国販売促進のため、2024年に入ってから最新機種「iPhone 15」シリーズの中国販売価格を1400~2300元(約3万1000~5万1000円)引き下げた。調査会社TechInsightsによると、5月20日から6月18日にかけて実施された中国最大級の電子商取引(EC)セール「618」では、アップルがスマホの販売台数と売上高で他を大きく引き離して1位を獲得した。売上高の2位は小米(シャオミ)、3位が華為技術(ファーウェイ)だった。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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