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中国の自動車向け金型メーカー「偉一工業(V1工業)」がこのほど、紅椒資本(RedPepper Capital)などから数千万元(数億円超)を調達した。同社は2025年にも米ナスダックへの上場を計画しており、上場後は海外事業を強化する方針だという。
V1工業は2006年に設立され、本社を広東省東莞市に構える。AI技術を活用した精密金型の製造を強みとする。また、金型バイヤー数万社が集まる取引プラットフォームを構築し、従来の取引モデルを刷新。売り手と買い手が直接つながる仕組みを実現し、販売チャネルを大幅に拡大した。
同社は、金型の製造工程や工作機械・設備、新エネルギー車の主要部品の開発・生産能力を備える。顧客にはメルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、トヨタといった世界的な自動車メーカーのほか、一次・二次サプライヤーや射出成形工場が含まれる。
すでに45カ国で事業を展開しており、欧州、北米、アジア太平洋地域に支社を構え、世界各地に生産拠点を設置している。売上高の95%以上が海外顧客によるもので、粗利益率は40%以上、純利益率も15%を超える水準を維持している。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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