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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が手がける電気自動車(EV)ブランド「小米汽車(Xiaomi Auto)」は2024年12月25日、新興EVメーカーの蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng Motors)、理想汽車(Li Auto)の3社と充電ネットワークで提携すると発表した。
NIOの充電スタンド1万4000台以上、小鵬汽車の9000台以上、理想汽車の6000台以上がシャオミの充電マップに加わり、シャオミユーザーが利用できる充電スタンドの選択肢が大幅に広がる。
小米汽車初のEV「SU7」は2024年3月の発売以降、販売(納車)台数を急速に伸ばしている。同社は25年1月1日、24年12月の販売台数が2万5000台余りとなり、年間販売台数が13万5000台を超えたと発表した。24年12月に第2弾モデルとして発表したSUV(多目的スポーツ車)「YU7」は、25年6月または7月の発売を予定している。
販売台数が右肩上がりに増加し、新モデルも発売されるとあれば、充電ネットワークの拡充が必要となってくる。シャオミは以前、液冷技術を用いた600キロワット(kW)の超急速充電ネットワークを構築するとしていた。しかし雷軍CEOは、すでに複数の充電ステーションを設置しているが、中国には十分な数の公共充電ステーションがあるため、今のところ自前の充電ステーションを大規模展開する計画はないと明らかにした。コスト削減と効率化が求められる中、リソースを合理的に活用し、最適化することが小米汽車など後発企業の新たな選択肢となっている。
中国EV充電インフラ促進連盟(EVCIPA)によると、2024年11月の中国の充電スタンドは、前年同月比49.5%増の1235万2000台だった。
(36Kr Japan編集部)
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