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中国の人工知能(AI)スタートアップ「DeepSeek」のAIアシスタントアプリは、リリース初日の1月11から2月9日までの累計ダウンロード数が1億1000万回を超え、1週間あたりのアクティブユーザー数(WAU)は最大で約9700万人に達した。中国の経済紙「毎日経済新聞」が調査会社QuestMobileのデータを引用して報じた。
DeepSeekはアプリのマーケティングにほとんど費用をかけず、月之暗面(Moonshot AI)の「Kimi」やバイトダンスの「豆包(Doubao)」など、かつて話題となったAIアシスタントから主役の座を奪っていった。ちなみに、月之暗面がKimiのマーケティングに投じた資金は、過去1年間で推定約9億元(約190億円)に上ったという。
DeepSeekのアプリは、リリース後の最初の1週間はさほど話題にならなかった。しかし、同社が1月20日にオープンソースで公開した推論モデル「DeepSeek-R1」が瞬く間に世界中で注目の的となり、アプリのダウンロード数が一気に伸び始めた。1月20~26日の週のダウンロード数は226万回となり、1月27~2月2日の週には約6400万回と爆発的に増加、中国のAIアシスタントアプリでは圧倒的な首位に立った。アクセス数の急激な増加により、DeepSeekのサーバーは一時ダウンした。
DeepSeekは2月18日に「私たちは来週から5つのリポジトリをオープンソース化し、ささやかながら誠実な進捗状況を完全な透明性のもとで共有していく」と発表した。DeepSeekは自らを小さなチームと定義しつつ、共有される全てが業界の発展を加速させるはずだとの考えを示した。
一方、米OpenAIのブラッド・ライトキャップ最高執行責任者(COO)は2月20日、ChatGPTのWAUが2024年12月の3億人から33%増加し、4億人に達したと明らかにした。
(36Kr Japan編集部)
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