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奇抜なデザインのサイバートラックにはネット上でたくさんのツッコミが入ったが、それでも試乗してみたいという誘惑から逃れられなかった消費者が多くいた。
米テスラのイーロン・マスクCEOは、同社初の電動ピックアップトラック「サイバートラック」の予約台数が、公式発表からわずか3日後の11月24日(米国時間、以下同)に18万7000件に達したと自らのTwitterで発表した。
記者会見ではサイバートラックの耐久性をアピールするため、強化ガラス製のウィンドウに鉄球を投げつけるパフォーマンスが行われたが、ウィンドウがひび割れるというアクシデントが発生した。しかし、この事件はサイバートラックに対する消費者の購入意欲に影響を与えなかったようだ。発表会から2日後の23日、マスク氏はサイバートラックの予約台数が14万6000件に達したと発表した。そのうち42%がデュアルモーターモデル、41%がトリプルモーターモデル、17%がシングルモーターモデルだったという。公式サイトによるとトリプルモーター、デュアルモーター、シングルモーターモデルの価格はそれぞれ6万9900ドル(約760万円)、4万9900ドル(約540万円)、3万9900ドル(約430万円)だ。
マスク氏はこの予約台数を広告や有料のイメージモデルなしで達成したことを特に強調した。
テスラの公式サイトによると、サイバートラックの3のモデルの予約金は全て100ドル(約1万1000円)。18万7000台分の予約金は1870万ドル(約20億4000万円)に相当し、同社はすでにこれだけの金額を売り上げたことになる。
予約台数は急速に増えているが、2年以上も先になる納期は消費者の購入意欲が本物かどうかを試すことになる。2016年にモデル3が発表されたとき、テスラは24時間以内に13万件を超える予約を受けたが、2017年8月までに6万件を超える予約がキャンセルされた。
また消費者の熱意はサイバートラックに対する市場の疑問を軽減するものでもない。バックミラーとワイパーブレードのないこのピックアップトラックは、一般的な自動車メーカーが販売するコンセプトカーよりもさらにデザイン先行であるため、実用性には疑問符がつくという意見もある。米国の自動車査定サービス企業ケリー・ブルー・ブック(KBB)のアナリスト、カール・ブラウナー氏は「テスラの電動ピックアップトラックは従来のピックアップトラックのユーザーを惹きつけないだろう」とコメントしている
(翻訳・普洱)
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