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米国の禁輸措置の影響を受け、マーケティング路線変更と自社技術の向上に取り組むファーウェイ。2018年12月、冬から春へ、風向きが変わる→2019年春:危機、中国へのUターン→2019年夏:中国市場を攻める&OPPOとvivoの反撃→2019年秋:国内メーカーの能力不足が露呈。CEOの任正非氏、「ファーウェイのコンシューマービジネスグループは長期にわたる困難な戦いを迎えるかもしれない」」
多業種にわたる企業が積極的に海外進出する昨今、成功者となっている大手企業には、市場や業界の見定めに優れ、早々に海外展開を決めたケースが多い。中国ジャイアントテック企業テンセント(騰訊控股)は、東南アジア、インド、アフリカ、南米など世界中の新興国で合計23社に出資している。どの地域のどんな企業に出資しているのか、具体的に列挙する。
③史上最速でナスダック上場!Luckin Coffeeが描く勝利のシナリオ
2019年5月、設立からわずか18カ月という最短記録でナスダック上場を果たした中国の新興コーヒーチェーン「瑞幸咖啡(luckin coffee)」を創業時から支えてきた人物がいる。瑞幸咖啡とほぼ同時期に設立されたPEファンド「大鉦資本(CENTURIUM CAPITAL)」の黎輝(デビッド・リー)CEOだ。瑞幸咖啡の立ち上げ、そのナリオの運び方と社会に巻き起こした論争、などについて黎氏に語ってもらった。
④1回で11億円を売り上げる話題のインフルエンサーとは? 中国ライブコマース市場での成功ストーリー
中国のインターネット業界で今年最も話題に上ったのが「ライブコマース」だ。淘宝傘下のライブ配信プラットフォーム「淘宝直播(タオバオライブ)」は昨年、GMV(流通総額)が1000億元(約1兆5800億円)を突破したという。その淘宝直播をけん引するNo.1インフルエンサーが薇婭(viya)だ。今年6月に行われたECの販促セール「618」では取引額5億元(約80億円)を突破した。これは小規模なECプラットフォームの年間GMVに相当する額だ。
⑤中国史上最高ヒットのアニメ映画「哪吒」、オフィシャルグッズが追いつかないわけ
映画関連商品市場から、中国国産アニメ発展の突破口を探る。この夏休み、中国ではアニメ映画「哪吒之魔童降世」が大ヒットしたが、オフィシャルグッズの開発がそのヒットの大きさに追いついていない。ディズニー映画では公開半年前から権限付与をしている例もあるが、中国ではまだそのような例はない。海外に比べると、中国のアニメ・漫画グッズの開発やデザイナーズトイのマーケットにはまだ伸びる余地がある。中国の文化観光部のデータによると、今後数年間、アニメグッズの市場規模は20%~25%の速さで成長すると見込まれている。
上海はいつも生鮮食品関連のスタートアップが最初に進出する市場だ。「上海を制する生鮮ECは、天下を制する」と言われるほど重要なマーケットだ。今年は、上海で版図を広げてきた次世代スーパー「盒馬鮮生(Hema Fresh)」や生鮮食品EC「叮咚買菜(dingdongmaicai)」に対し、北京を本拠地とする生鮮食品EC「毎日優鮮(MissFresh E-Commerce)」が真っ向から戦いを挑んできた。
Tiktok(中国版では「抖音」)は日本、米国、タイ、インド、ドイツ、ロシアなどの現地アプリランキングで何度も1位を取っている。Kwai(中国版では「快手」は、ブラジルで何度もアプリランキングのトップに立った。アリババ傘下のインド市場向け動画アプリ「VMate」はのMAU堂々の5000万人だ。ライブ配信プラットフォーム「YY(歓聚時代)」傘下のシンガポール発アプリ「Likee(旧称LIKE)」は、東南アジアとロシアで主要な位置を占めている。最後に勝つのは誰か。
⑧失速した中国シェアサイクル 業界再編を経て大手同士の争いに
今年の夏、通勤時間帯の路上を色とりどりのシェアサイクルは、運営会社ごとに異なる車体の色が業界再編を物語っている。白は「哈囉出行 (ハローバイク)」、黄色は以前からある「ofo」。O2Oサービス大手「美団点評」に買収された「モバイク(摩拜単車)」も車体の色がオレンジから「美団カラー」の黄色に変更。滴滴出行が買収した「小藍単車(Bluegogo)」は「青桔単車」に変わり、車体の色もティファニー・ブルーとなった。現在のシェアサイクル市場は、参入企業が多く資本にも活気のあった3年前とは全く様相が異なる。
⑨インドスマホ市場5年戦記 シャオミの君臨、アップルの転落、OVの台頭、勝ち残るのは
ここ1年の世界的なスマホ市場の縮小を受け、シャオミ、OPPO、vivoの中国国内出荷台数は、今年第1四半期から各社ともに前年同期比5%以上の下落を見せる一方で、インド市場では2桁の成長率を維持している。インド市場が中国スマホメーカーにとって事実上、既に第2の戦場となっている。そこには、文化や地域のギャップ、政治とビジネスの関係など避けがたい難題もある。そんな中、最後に勝ち残るのは誰か。結果は時間だけが教えてくれる。
⑩日経×36Kr トップ経営者対談 「 ニューエコノミー時代におけるメディアの進化」@WISE2019
今年5月、グローバル戦略の一環として36Kr社と日本経済新聞社は提携関係を締結した。両社は双方の優位性を生かし、今後中国のスタートアップやイノベーションに関するニュースをより多く日本の読者にお届けするとともに、世界における情報、企業、VC、人材をつなぐエコシステムの構築をしていく。
⑪ジャック・マーがアリババ退任:私は引退ではなく、挑戦するために新天地へ
今年インタネット業界の1大事はジャック・マーの退任だ。馬氏曰く「世界はこんなに素晴らしいもので、チャンスもいっぱいある。にぎやか好きの私は、この若い年齢で引退することを思っていない。ただ新しい天地で自分の力を発揮していくのだ。青い山は永遠に変わりなく、清水の流れも止めることなく。また会おうよ!」
はい、また会おう。
(編集・Ai)
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