米インテル出資のAIユニコーン「地平線」、世界トップレベルのTier1「フォルシア」と提携ーCES2020

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エッジAIコンピューティングなどを手掛ける「地平線機器人(Horizon Robotics、ホライズン・ロボティクス)」は、単一センサーによるADASソリューション、自動運転車向けプラットフォーム「Matrix2」をリリースしたほか、多数のTier1(自動車メーカーに直接部品を供給する一次サプライヤー)企業との提携を発表した。 

ADASソリューションは1つのカメラを使用して、L2などの基礎レベルでの自動運転サポート機能を実現する。車両、歩行者、信号、車線、ナンバープレート、交通標識など6種類の物体を0.1秒以内に感知でき、中国の道路状況と応用シーンに合わせて最適化されている。

Matrix2には、地平線が昨年8月に発表した自動車向けエッジAIチップ「征程(Journey)」の第2世代が搭載されており、無人低速小型車両、自動運転車の隊列走行のオペレーションなど異なるシーンに対応可能なアルゴリズムを備えている。消費電力は第1世代の3分の2で、16TOPS(Trillion Operations Per Second)に匹敵する演算能力を備え、カメラやレーザーレーダーなど様々なセンシング方式をサポートしている。 

地平線のスマート運転製品部門の総経理である余軼南氏は36Krに対して、今回の発表の重点は顧客のバリューを生み出すことにあると語った。同社は今回のCESにおいて、Tier1企業が同社のチップとアルゴリズムを用いて開発した一連の自動運転ソリューションを初めて展示した。そこにはドイツの自動車部品メーカー「コンチネンタル(Continental AG)」、韓国のEV電池メーカー「SKイノベーション」、ADASソリューション・プロバイダー「Freetech(福瑞泰克智能系統)」およびドメインコントローラーやRTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)などを研究開発する「英博超算科技」などが含まれており、進捗の最も早いソリューションは今年中に量産を開始する予定。また、地平線は世界トップレベルのTier1である仏自動車部品メーカー「フォルシア」とも提携を開始した。

(翻訳・普洱)

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