中国発LLM「ModelBest」、3カ月で230億円調達ーークラウド不要、端末で動く「エッジAI」で存在感

大規模言語モデル(LLM)を開発する中国のAIスタートアップ「面壁智能(ModelBest)」はこのほど、数億元(数十億円)規模の資金を調達した。深創投(SCGC)と匯川産投(Inovance Investment )が主導し、大手投資機関も複数参加した。同社にとって今年2回目の資金調達となり、わずか3カ月で10億元(約230億円)以上を調達、評価額はユニコーン水準に達した。

ModelBestは2022年に設立された。創業メンバーは清華大学出身者が中心で、高性能・軽量化のLLM分野で豊富な知見を持つ。同社が開発したエッジデバイス向けLLM「MiniCPM」シリーズは、ローカル端末で動作するAIモデルだ。従来のLLMと異なり、クラウドの計算資源に依存せずローカルで動作し、スマホ、パソコン、ロボット、車載チップなどの端末上で独立して実行できる。これにより、低遅延とデータのプライバシー保護を実現している。

司法分野にもLLM導入。清華大発AIスタートアップ「ModelBest」、商用化を加速

オープンソース分野でも存在感は際立っており、MiniCPMシリーズはGitHubやAIコミュニティ「Hugging Face」で累計2400万回以上ダウンロードされている。すでに世界の大手スマートフォンメーカーとの戦略提携も実現しており、スマートホーム、スマートコックピット、産業用ロボットなど幅広い分野への展開を加速させている。

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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