三菱電機が連続出資ーー中国の産業用ヒューマノイド「Lumos Robotics」、累計約230億円調達
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中国の産業用人型ロボット(ヒューマノイド)開発企業「鹿明機器人(Lumos Robotics)」はこのほど、シリーズA1およびA2の資金調達を完了した。いずれも三菱電機のFA(工場自動化)事業の中国統括会社「三菱電機智能製造科技(中国)集団」が主導し、普華資本(Puhua Capital)や恒生電子(Hundsun Technologies)など複数の産業系投資家が参加した。両ラウンドの規模はいずれも「数億元」とされており、これにより創業以来の累計融資総額は約10億元(約230億円)に達したという。
鹿明機器人は産業用エンボディドAI(身体性AI)の分野に注力しており、物理AIエンジン「Lumos Nexcore」を独自開発した。世界モデルとVLA(視覚・言語・動作モデル)の共同学習を統合し、産業用ビジョン向けの注意機構最適化やMoE(混合エキスパート)ネットワークを採用することで、工業現場への効率的な実装を実現している。同エンジンを搭載したロボットはすでに複数の導入事例を生み出している。
製品ラインナップは、主力の車輪式アームロボットに加え、二足歩行人型ロボット「LUS」シリーズ、ロボット関節モジュール、触覚モジュールなどの中核部品を揃え、多様な用途に対応している。
三菱電機と鹿明機器人の提携は2025年6月に始まった。両社は柔軟な品質検査分野でAIソリューションを共同開発し、現在三菱電機の中国工場で試験運用が進んでいる。今回の連続投資は、鹿明機器人の産業展開をさらに後押しする。

*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)